栁沼 英夫

2022年NET美術展

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  希望ケ丘高等学校・思い出のプリズム
画材   絵画
制作年  2019年
コメント 2019年刊行の名簿の表紙として描いたものです。
生徒=3年、講師、教諭=18年、合計21年、毎日眺めた思い出の風景です。
名簿刊行後に、体育館は解体されたようです。さみしいですね。
高校2年の時、体育館の2階のバルコニーに、ベニヤ板10枚ほどを並べて、壁画を描き、「記念祭」で展示したことがありました。当時の作品の写真もなくて、いま確認できないのが残念です。
下絵だけが手元にあります。ピカソの「ゲルニカ」、ミケランジェロの「最後の審判」に心酔していたようです。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  木造=芸術・家庭科棟・音楽室とピアノの周辺 
画材   絵画
制作年  1972年
コメント 私が2年生の頃、鉄筋コンクリートの「芸術、家庭、理科、図書館の新棟」が完成して、授業も、新たな教室で開始した。以前から使用されていた木造校舎は、部活動の活動拠点になった。
友人のS君が演奏した、バッハの無伴奏チェロ組曲の「プレリュード」の豊かな響きを鮮明に憶えている。
私もこのピアノを、何度か弾いた。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  グランドを望む 
画材   絵画
制作年  1979年10月
コメント 1979年4月から母校で、講師として美術の授業を担当した。この絵は、私の美術授業の記憶の貴重な1頁目となった。
当時の生徒の皆さんは、今年で58歳である。健康に気をつけて、過ごしていただきたいと願っている。
桜も43年経過して、大きく成長したことだろう。
元気な生徒の笑顔が、なつかしい。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  神奈川縣立第一横濱中學校 附屬圖書舘 大正8年夏 
画材   絵画
コメント 本図書館は、大正6年6月24日創設。旧寄宿舎跡に建設された。
手前が閲覧室、奥に見える二階建煉瓦造が書庫である。
寄贈者は渡邊福三郎氏。11月6日、有吉忠一知事が視察された。
大正12年9月1日、関東大震災にて半壊した。
木村繁四郎先生の落胆を想像してしまう。所蔵されていた名品、貴重図書などが
失われてしまった。今、見れないのが、なんとも残念である。
古写真(3.6㎝×5.3㎝)を元に、復元して描いた。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  神奈川縣立第一横濱中學校 正門・本館・控所 大正2年
画材   絵画
コメント 明治30年創立の母校の初代木造校舎。正門は明治45年に改築された。
画面左下の茶色の物体は、横濱水道敷設工事の様子を示す。
学校前の坂道は、水道道と称される。校舎の細部を描きながら、建築意匠の工夫を、随所に発見して、興味深かった。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  神奈川県立希望ケ丘高等学校 金沢仮校舎を望む 昭和25年秋
画材   絵画
コメント 昭和20年5月29日、横濱大空襲で、母校校舎は焼失した。7月2日、戸部国民学校校舎の一部を借用して授業を再開。
昭和21年4月13日、金沢仮校舎に移る。旧第一海軍航空技術廠青年工員養成所寄宿舎跡を借りて、仮校舎として使用。
昭和23年4月1日、神奈川縣立横濱第一髙等學校と改称。昭和25年4月1日、神奈川県立希望ケ丘高等学校と改称。
以上のように母校の歴史の中でも苦難の時期の校舎を描く。背景の山は、能見堂、称名寺の方角である。
手前の平潟湾は、後に埋立られ、柳町となった。名勝=金沢八景の面影を見ることができる。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  神奈川県立希望ケ丘高等学校 グランドから金沢仮校舎を望む 昭和25年秋
画材   絵画
コメント 「神髙」の愛称で呼ばれた母校の校舎である。学生自治会、男女共学、記念祭の開催、文化活動の隆盛、運動部の活躍。野球部が甲子園に出場したのも、金沢仮校舎時代である。
ガラスが割れてもそのままという、学習環境としては困難な時代であったが、進学成績は、大変素晴らしかった。
「櫻陵時報」等を読み、当時の先輩方からお聞きしたお話を噛みしめて、、、新たな時代への溌剌たる意欲を感じながら、描いた。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  神奈川県立希望ケ丘高校 木造校舎、体育館兼講堂、芸術科家庭科棟 昭和42年頃
画材   絵画
コメント 希望ケ丘の2万坪の台地に建設された母校校舎。小学生の頃、一度「記念祭」を見学した際に、校舎内を歩いた。学校が大きくて、大変に驚いた。
化学部の実験装置を見学して、きっちりした実験をしてみたいと、、高校への憧れがふくらんだ。
彩色復元をしながら、メルヘンの世界に迷い込んだような、楽しい気分になった。
「思い出のプリズム」である。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  思い出プリズム・櫻巡礼1
画材   絵画
コメント 母校の校内には、櫻樹と花を見上げて、時を忘れるような場所があります。巡礼の第一歩に、「バレーボールコート周辺」を選びました。
高低差があるので、順光、逆光と、光の作用を生かして、櫻の美しさを楽しめます。校舎の陰影を背景にして、毎年、生き生きと輝いて、咲き誇ります。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  神奈川縣立第一横濱中學校 校舎全景(1922年10月)
画材   絵画
コメント 母校の藤棚校舎の全景です。木村繁四郎校長をはじめ、恩師の方々のご尽力で、補強改修工事が完成した頃の情景です。
翌年大正12年9月1日、関東大震災で、校舎は半壊、全壊という悲運に遭遇しました。
2度の悲運を乗り越えて、現在の希望ケ丘高校は、全人教育の伝統を引き継いでいます。
まさに不死鳥です。「寧静致遠」「クラーク精神」そして、フェニックスの伝統の力を、この絵を描きながら、実感しました。
尚、校舎は中央から上の狭い部分です。手前は、隣接する民家(茶色の屋根)、および防水布工場です。野尻抱影(中學2回卒)氏の木村先生宛ての手紙で、判明しました。

2021年NET美術展

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  願照
画材   絵画
コメント リド島に向かう船は心地よくゆれ、私はその奇跡のパノラマを見つめた。マーラー=交響曲5番のアダージョに結実した永遠の時間。歴史が深く呼吸している。明日、新たに生まれ変わり、私達に命を与えるヴェネツィアの太陽の存在を思った。今、見えざる壁に閉じ込められてしまった時代だからこそ、私の、そして、あなたの「願照」を、大切に守りたい。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  黄昏の鐘音
画材   絵画
コメント 今日そこにあったものが、明日にはなくなり、、、見慣れた美しい山並みが、新たな建物で、もう見えない。
レデントーレ教会は、パッラーディオが設計した清楚な建築である。どんなに暑い夏でも、鐘音が響く頃、ヴェネツィア人は部屋から路上に出て、木陰に椅子を並べ、刺繍の仕事を始める。もう数百年も、そのような生活がつづいているのだろうか。
 大切なことがわかるには、長い時間が必要?

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  命響の渓にて
画材   絵画
コメント 体調を崩してもう15年以上が経過した。私にとって、まさに「人生は50年」である。猛暑でも汗がでない。そんな日々が続いた。自然の豊かな樹々の中、木道を歩いている時、背中を汗が、すうっと流れ落ちた。平山郁夫先生が、体調不良で苦しんでおられた時、奥入瀬の渓流でスケッチしてから、体調が回復された。
豊かな自然、大地の木霊は命をやさしく生き返らせる。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  時を聴く     
画材   彫刻
コメント 大学時代、「古美術研究旅行」という課題があった。これを履修しないと卒業できない。奈良の研究所に2週間、皆で自炊して研修した。千野茂先生、西村公朝先生にご指導いただいた。いま振り返ると、人生最大の贅沢な勉強をさせていただいた。中でも、国宝の「十一面観音立像」をすべて拝観して、彫刻はどうあるべきかを、確信したように思う。「時」のなかにしか、人間は存在することができない。とどまることのない「時」が、安らぎとなり、希望の光に照らされますように。

氏名   栁沼 英夫(高校25期)
作品名  希い     
画材   彫刻
コメント 題名の「希い」を何度も、言葉にして、、私自身が、「希い」という思いを封印していたことを、あらためて、感じた。どうしようもないことがあるのです。この作品は、作者の想定をこえて、私自身に対する応援歌になった。
奥山泰堂先生が、「ほんとうの日本女性の像です。すばらしい。」と、ほめて下さった。西洋彫刻の真似じゃない。ロダンの真似じゃない。
そして、今、一番大切なことは、「希い」というお互いへの応援歌を合唱すること。

2020年NET美術展

氏名   栁沼 英夫(高25期)
作品名  明日を開く
大きさ  F80
画材   油絵
コメント 30年くらい前に描いた作品です。海辺の夕方のひと時は、新たな明日のへの希望の耀きを感じます。大きな困難に立ち向かっているいま、新たな明日を創造する力を大切にしたいと思います。母校の小学校に所蔵されています。生徒の皆さんは、どんなことを感じて下さるのでしょうか。健やかなご成長を願っています。

氏名   栁沼 英夫(高25期)
作品名  絆
画材   銅像
コメント 「絆」という題名は、飯野町の教育者T先生に、命名していただきました。先生には大変お世話になりました。心から感謝し、お礼をお伝えしたいと思います。飯野町ボーイスカウト団の記念像として制作させていただきました。子供たちの健やかな成長は、私たちの希望そのものです。

氏名   栁沼 英夫(高25期)
作品名  願翔
画材   銅像
コメント 願翔」(東日本大震災復興祈念像)、2013年7月24日、福島市・飯野町合併5周年記念事業として、銅像を寄付させていただきました。飯野町でお世話になったT先生ご夫妻、福島出身の私の両親の名前で、福島市に寄贈させていただきました。心がひとつになって、復興の願いが、空に羽ばたいて、全国に届きますように。

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